朝の気配 かすかに東の空
アスファルトの上を滑り出す
いま始まる束の間の一人旅
まだ静かな街をそっと通り抜けて

高く空の上までペダルを回せ
丘を越えて
終わらない坂道はどこにもないから
そうさ、もっと駆け上がれ
風になれ

白くにじむ 朝もやと街灯り
頬を叩く 飾り気のない風
山手通り 四角い氷の壁
重めのギア入れる
きしむ身体乗せて

高く空の上までペダルを回せ
丘を越えて
終わらない坂道はどこにもないから
そうさ、もっと駆け上がれ
風になれ

重力に逆らえば逆らうほど
世界が溶けていく
僕は僕に近づく

高く空の上までペダルを回せ
丘を越えて
終わらない坂道はどこにもないから
そうさ、もっと駆け上がれ

高く空の上までペダルを回せ
丘を越えて
終わらない坂道はどこにもないから
そうさ、もっと駆け上がれ
そうさ、もっとペダル回せ